2023/08/03 19:25

腓骨筋は長腓骨筋と短腓骨筋から成り立ち、足関節外くるぶし後方を回り、足の甲の骨に付着しています。

腓骨筋腱炎は、足関節を過剰に内側外側へ回すストレスや腓骨筋の使い過ぎが原因で、外くるぶしの下や後方に疼痛を引き起こすことがあります。

下半身の筋肉が疲れることで、体重を骨で支えようとする姿勢や足先をピンと伸ばす動作は、腓骨筋に過剰な負荷を与えてしまう可能性があります。特に足の外側に重心をかける癖がある方は(靴底が外側だけ減りやすい方)は注意が必要です。

鍼灸では、痛みが出ている腓骨筋に対して、炎症を和らげ、緊張した筋肉を緩め、鎮痛を目的に施術を行います。

【参考文献】

〇スポーツ障害の治療ー下肢・足ー Physical Therapy for Foot Injury:理学療法科学13(3):129-134,1998

〇二階堂亮平:サッカー選手に発症した巨大腓骨筋腱滑車による腓骨筋腱腱鞘炎の1例.関西臨床スポーツ医・科学研究会誌

17:13-16,2007